『社会保険とっとり』6月号に連載「そんそん先生の『職場の健康づくり研究室』」が掲載されました(6月15日)
このたび、全国健康保険協会(協会けんぽ)鳥取支部が発行する広報誌『社会保険とっとり』2026年6月号(Vol.662)に、連載「そんそん先生の『職場の健康づくり研究室』」が掲載されました。
今回のテーマは、「病気は敵か、それとも人生の一部か?」です。現代医療では、病気はしばしば「治すべきもの」「克服すべき敵」と捉えられます。しかし、慢性疾患や加齢とともに生きる人々にとって、病気は人生を見つめ直し、新たな意味を見出す契機にもなり得ます。
本稿では、哲学者モーリス・メルロ=ポンティの「生きられた身体」の現象学と、精神科医ヴィクトール・フランクルのロゴセラピー(意味による癒やし)の考え方を紹介しながら、病気を単なる「故障」ではなく、人が世界との関わり方や人生の意味を問い直す経験として捉え直す視点について解説しました。
また、医療者の役割は病気を治療するだけではなく、患者さん一人ひとりが自らの人生の物語を紡ぎ直していく過程に寄り添う「伴走者」であることの大切さについても述べています。病気を通して「よく生きるとは何か」を考えることは、健康づくりそのものにもつながるのではないでしょうか。
ぜひご一読ください。(孫)



