7月8日にオンラインでレジデントデイを開催しました。

今回は専攻医の奥谷先生が北海道家庭医療センターグループの栄町クリニック(札幌)に見学に行かれた際の報告会を行いました。写真を交えわかりやすく報告をしてもらい、北海道での家庭医療・在宅医療の実践の内容が良く伝わりました。

後半では、懸樋先生にリハビリテーションのレクチャーをして頂きました。総合診療では患者さんのリハビリ計画を練るときに「ICFモデル」を使う事が多いのですが、今回はICFモデルの背景まで詳しく教えて頂きました。

個人的には「リハビリテーションはその人がその人らしく生きる権利の回復である」という考えに接し、目から鱗が落ちる感じがしました。今までは「足腰が不自由だから、杖なしで歩いちゃダメ!」と患者さんに指導をしていましたが、今回のレクチャーを通じて「足腰が不自由だけど、外に出たいという患者さんの希望を叶えるにはどうしたらよいだろう?」という視点でリハビリ計画を練られる様になりたいと感じました。

(小原亘顕)