6月9日に「全国 総診レジ祭り」に昨年に引き続き参加させて頂きました。

鳥取は、「『厄介な患者さん』の見方が変わる~家庭医ならこうみる~」という題名で発表をしました。

内容について軽く触れると、軽傷なのに救急車でやって来た患者さんに対し、他に重傷患者がいたのでそちらの対応を優先していたら、「なぜ俺を放置するんだ!」と怒ってしまった時、家庭医ならどう対応するかを、アンガーマネジメントの視点を交えつつレクチャーしました。

また、アンガーマネジメントをはじめとする家庭医の技能は、「優しい」とか「怒っている患者さんを目の前にしても冷静」という個人の性質や資質でなく、先人たちが築き上げたフレームワークに基づくスキルであり、それは経験と省察を繰り返す事で身に付ける事ができる、という事が伝えられ、良かったと思います。

レクチャーの準備には専攻医や指導医の先生と何回もミーティングを重ね、苦労した部分もありましたが、レクチャー後に参加者さんからアンガーマネジメントについての質問も来て、「頑張ってよかった~!」と思えました。今回のレクチャーを通じ、一人でも多くの人に家庭医という存在について知って貰えたら嬉しいです。(小原亘顕)