2023年3月18日(土)、鳥取大学医学部で小児の初期対応を学ぶためのワークショップに参加してきました。

 T&Aコースは「Triage & Action」、つまり緊急性を評価し、すぐに相談すべきかどうか、次のアクションを決めるためのシミュレーションです。

 

 このワークショップは新型コロナウイルスの流行期は休止していたため、今回2年ぶりの開催になります。3年前に受講したことはありますが、やはり細かい所は忘れていました。鳥大やT&Aコースの先生方の工夫をこらしたロールプレイを通し、非常に楽しく学び直すことができました。

 

 プライマリ・ケア医は子どもから大人まで、色んな患者さんに対応する必要がありますし、夜間や小病院では気軽に小児科に相談できない状況もあります。これからも地域医療を行うにあたって、学び続ける姿勢を持ち続けたいと思います(中井)

 

【参考】こどものみかたホームページ:小児T&Aとは? http://kodomonomikata.luna.weblife.me/tanda.html

学習目標

①隠れた緊急性、重症度が高い疾患を持った患児をどうトリアージしたらよいのか?

②帰宅可能な軽症疾患に対する初期対応について

③患児の家族に対し、適切な病状説明ができる(例えば、経口補水液の上手な説明など…)

 

小児の一次・二次救急や夜間診療に携わるが、正直なところ慣れない…「どのように小児科を勉強したらよいのか?」「どんな時に小児科医に相談すればよいのか?」といった疑問を講義とロールプレイを介して勉強していきます。各症候に代表されるような疾患をもとに、実際にロールプレイを行い、実際の臨床のなかで悩む場面を一緒に共有し、ディスカッションを行います。