2023年217()18()、東京から佐々江龍一郎先生をお呼びし、講演・座談会を行いました。

 佐々江先生は家庭医療の本場イギリスで約12年家庭医・総合診療医として活躍し、現在は東京のNTT東日本関東病院総合診療科・国際診療科に所属しています※1。

地域医療学講座もコロナ前はイギリスとコラボし様々な教育を行っており、その一環で3年前に米子にお呼びしたこともあります※2。

 

 17()は主に学生に対して佐々江先生自身のキャリアを元に、「かかりつけ医に求められる包括性」「人・多職種・地域を繋ぐGeneral practicionerGP)」の役割や意義について講義頂きました。質疑応答も「臓器別が先か総合診療が先か?」「SDHについて」など盛りだくさんで、私自身も楽しんで聴く事ができました。

 

 18()は総合診療専攻医〜指導医と一緒に座談会を行いました。テーマは「異文化交流」で、へき地・都会、日本・英国などを越境し、各々の普段感じている想いを対話を通して明らかにしていきました。「リスクを取ることの重要性」「専門医取得後のUpdate」「リソースの集約化」「教育システムと環境構築」など多くの話題が飛び交い、お互い様々な気づきが得られました。

 

 コロナの関係で海外実習も長らく途絶えていますが、少しずつ復活させていければ良いなと思っています。佐々江先生、参加された皆様ありがとうございました。

 

中井 翼

 

※1.佐々江龍一郎先生インタビュー記事 https://coffeedoctors.jp/news/2352/

※2.2019年に佐々江先生をお招きした際のブログ記事https://cbfm.tottori.jp/blog/%e4%bd%90%e3%80%85%e6%b1%9f%e9%be%8d%e4%b8%80%e9%83%8e%e5%85%88%e7%94%9f%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a%e3%82%92%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81/