私にとって「総合診療医」は、典型的な症状が揃っていない受診者、病気を発症する前の住民が対象で、さらに多臓器の病気を有する患者を臓器別ではなく統合的にとらえる、そして患者の人生の最終段階までをチームで並走できる医師というイメージをもっています。
このように、未分化の段階、未病、多病性および継続性など、他の基幹領域専門医にない専門性が数多く含まれる領域であると考えています。このような総合医が国民の健康に不可欠な人材であることを周知させ、専攻医の活躍の場を広げることが私たち指導医に求められていると考えています。
医師としてのキャリアに関しては、循環器専門医と高血圧専門医を取得し、2011年までは循環器内科・高血圧および尿酸代謝異常を専門とする医師として大学で診療。2010年ころから徐々に国保診療所および地域の基幹病院の非常勤医師としての診療に軸足をうつし、プライマリ・ケア、家庭医療が領域と確立されつつあることを知りました。勤務先で患者を継続的に診療し続けることでプライマリ・ケア、在宅医療、老年医療の研鑽を重ね、先日老年科専門医試験を受験しました。
音楽(星野源、藤井風、洋楽など)、ドライブ、ショッピング(最近は新車購入のため情報集めや試乗など)