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147月 2026

『プライマリ・ケア実践誌』に連載「医療人文学とケア」の掲載が始まりました(7月1日)

このたび、日本プライマリ・ケア連合学会が発行する『プライマリ・ケア実践誌』2026年Vol.11 No.3において、新連載「医療人文学でケアを豊かに」の掲載が始まりました。第1回は「医療人文学とケア」と題し、医療人文学と総合診療・家庭医療との接点について論じています。

近年、医療人文学(medical humanities)は、文学や哲学、歴史学、芸術学、社会学などの人文学的視点から医療やケアを捉え直す学際的な領域として注目されています。本稿では、「病気(disease)」だけでなく「病い(illness)」や患者の人生の物語に目を向けることの重要性や、医療者自身が人間存在について深く考える意義について紹介しました。

また、医療人文学を単なる知識の習得ではなく、「他者と出会い、対話し、共に意味を探究する営み」として捉え、映画や文学、アート、読書会、対話の実践などを通じて、ケアをより豊かなものにする可能性について考察しています。さらに、近年注目されるネガティブ・ケイパビリティ(不確実さや答えのない状況に耐え、受け止める力)や、コミュニティとの協働を通じたソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)などにも触れながら、これからのプライマリ・ケアに求められる視点について論じました。

本連載では今後も、哲学、文学、映画、芸術、対話など多様なテーマを取り上げながら、医療とケアを人文学的視点から考えていく予定です。ぜひご一読ください。(孫)

【掲載情報】
孫大輔.医療人文学とケア(第1回) 医療人文学でケアを豊かに.プライマリ・ケア実践誌.2026;11(3):80-82.

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