書籍『医シネマ―医療と生き方を考えるための映画ガイド』を刊行しました(6月10日)
このたび、ナカニシヤ出版より、書籍『医シネマ―医療と生き方を考えるための映画ガイド』を刊行しました。
本書は、「映画を通して医療問題を考え、医療問題を通して人間の生き方を考える」をテーマに、30本の映画作品を通して、医療・ケア・ウェルビーイングについて読み解く映画ガイドです。
「医師と患者」「生命倫理・死・終末期」「精神医療」「社会的脆弱性と医療」「ウェルビーイング」の5章構成となっており、『赤ひげ』『レナードの朝』『明日の記憶』『カッコーの巣の上で』『PERFECT DAYS』『パラサイト 半地下の家族』など、多様な映画を取り上げています。さらに、映画を活用した医学教育「シネメデュケーション」についての解説や、著者自身が制作した短編映画『うちげでいきたい』『どうして空は青いのか』に関するコラムも収録しています。
映画は単なる娯楽ではなく、人間の苦悩や希望、死生観、関係性、社会の構造などを深く映し出すメディアです。本書では、総合診療医・家庭医としての臨床経験や、医療人文学の視点を踏まえながら、「人を全人的にみること」「他者と共にあること」の意味について考察しました。
医療・福祉に関わる方はもちろん、映画を愛するすべての方に手に取っていただければ幸いです。
(孫)
【文献情報】
孫大輔.『医シネマ―医療と生き方を考えるための映画ガイド』.京都:ナカニシヤ出版;2026.ISBN:978-4-7795-1954-3.



