第36回日本医学看護学教育学会にて特別講演を行いました(2月28日)
2月28日、鳥取看護大学にて開催された第36回日本医学看護学教育学会学術大会において、孫大輔准教授が「医療とケアの現象学——総合診療医としての私の経験から」と題した特別講演を行いました。講演では、総合診療・家庭医療の実践経験をもとに、現象学の視点から医療とケアを捉え直す試みについて紹介しました。
講演では、フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティ、レヴィナスらの現象学を手がかりに、「病気(disease)」と「病い(illness)」の違いや、患者がどのように世界を経験しているのかという視点について議論しました。また、医学的には異常が見つからないにもかかわらず苦悩を抱える患者事例を通して、「説明する医療」だけではなく、「わからなさに応答し続ける姿勢」の重要性についても考察しました。
医療・看護教育における共感や対話、人間理解のあり方を改めて問い直す機会となり、参加者との活発な意見交換も行われました。今後も人文学や哲学の視点を取り入れながら、地域医療・総合診療教育の実践を深めていきたいと思います。






