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42月 2026

対話が認知症への理解を深める:対話カフェの効果を検証した研究論文発刊(10月31日)

このたび、鳥取大学医学部地域医療学講座が関わった研究論文が、国際誌 Cureus に掲載されました。本研究は、「対話カフェ(Dialogue Cafe)」と呼ばれる対話型の集まりが、認知症に対する態度ヘルスリテラシーにどのような影響を与えるのかを検討したものです。

研究では、全国6地域で開催された認知症をテーマとするダイアログ・カフェに参加した、市民および医療・福祉専門職を対象に調査を行いました。参加者は、専門家の短い話題提供の後、小グループで自由に語り合い、立場や経験の異なる人どうしが対話を重ねました。調査の結果、市民・専門職ともに、カフェ参加後には認知症に対する態度が改善し、特に市民ではその変化が1か月後も持続していることが示されました。また、認知症に関する情報を理解し、活用する力(ヘルスリテラシー)も向上していました。

本研究は、講義形式の啓発だけでなく、対話を通じて学び合う場が、認知症への理解や偏見の軽減に有効であることを示しています。認知症を「知識として学ぶ」だけでなく、「人と人とのやりとりの中で考える」ことの意義を、データに基づいて示した研究といえます。今後、地域での認知症理解を深める取り組みを考える上で、重要な示唆を与えてくれる成果です。

論文情報
Son D, Mitsuyama T, Yonekura Y, Nakayama K.
Enhancing Attitudes and Health Literacy Toward Dementia Through Dialogue Café: A Study Among Japanese Citizens and Healthcare Professionals
Cureus. 2025; 17(10): e95803.
DOI: 10.7759/cureus.95803

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